物事の優先順位とコンサルタントの立ち位置
- 2018.07.25
- コンサルティング

毎日ブログ生活
510日目
ビジネスには
『全体を見る』ことが重要
ゴールキーパー型
経営コンサルタントの
稲垣です。
今日は仲間からネタを
提供してもらっています。
あることに対する
アプローチ方法について
議論(?)がありました。
詳細は割愛しますが
要はマトリックス図の話です。
マトリックス図
一度は皆さんも聞いたことが
あるかと思います。
A:緊急度も重要度も高い
B:緊急度が高いが重要度は低い
C:緊急度は低いが重要度は高い
D:緊急度も重要度も低い
人はどうしても緊急度の
高い部分から手を付けます。
マトリックス図でいうと
A:緊急度も重要度も高い
B:緊急度が高いが重要度は低い
の部分です。
『A』の
緊急度も重要度も高い部分は
無条件で選択されることに
異論はないと思います。
しかし、次に手をつけるのは
無意識に判断していると
『B』の部分の場合が多くあります。
重要度が低いにも関わらず
緊急度が高い部分です。
緊急度は高いのはわかります。
ただ重要度が低いのであれば
他の人に頼むことも
できるはずです。
それよりも『C』の部分
緊急度が低くて
重要度が高い項目
に手を付けてはどうでしょうか。
重要度が高いということは
経営者の判断が必要な部分である
ケースが多くあります。
しかし、緊急度を優先するがあまり
重要度が高い項目がないがしろに
されてしまうケースが多々あります。
ここにある項目は
いずれ時が経つと
緊急度があがる項目です。
つまりいずれその緊急度に押され
やらざるを得ない状況になります。
その項目を今じっくりやる
そんな時間がとても重要です。
この緊急度が低くて
重要度が高い項目に
手を付けない経営者は
常に何かに追われています。
しかも重要度が高い項目を
じっくり考える時間を
取っていないので
経営が場当たり的になります。
全体を見た経営ができず
目の前の出来事に振り回されます。
そんなことはない。
緊急度が低くて重要度が高い項目を
自分一人で考え、実行できる
経営者の方はそのまま
継続してもらえればOKです。
しかし、私の経験上
そのような経営者の方は
それほど多くはありません。
だから外部のコンサルタントが
いると私は考えています。
しかし、ここで勘違い
してはいけないのは
考え、実行するのは
経営者だということ。
コンサルタントではありません。
コンサルタントは経営者の
変わりではありません。
確かに世の中の多くの
コンサルタントは
そうかもしれません。
しかし、私が考えるコンサルタントは
それとはまったく違う立ち位置です。
経営者が考える時間を作り
答えを導き出す伴走者に
なることがコンサルタントの
大きな役割です。
答えを提供してくれる
コンサルタントは助かります。
しかし、経営者のチカラは
養われません。
つまりコンサルタントに
依存する環境です。
コンサルタントがいなければ
経営が成り立たないのでは
コンサルティングの意味がありません。
コンサルティングを受けて
経営の問題を解決する力を
付けてくださいね。
本日はここまで。
このブログをメルマガでも
お伝えしています。
メルマガ登録はこちら ↓
お忙しいところ
最後まで読んでいただきまして
ありがとうございました。
-
前の記事
『4分の壁』から学ぶビジョンの大切さ 2018.07.24
-
次の記事
資金不足警報発令します! 2018.07.26
コメントを書く