あのタックルの先に
- 2019.09.24
- チームビルディング

毎日ブログ生活
936日目
ビジネスには
『全体を見る』ことが重要
ゴールキーパー型
チーム力アップコンサルタントの
稲垣です。
皆さんはあの事件を覚えていますか?
2018年5月におきた
『日大アメフト部・悪質タックル問題』
詳細はもうご存知かと
思いますので割愛しますが、
この問題で当時の監督、コーチが
除名処分を受けました。
日大アメフト部は2018年シーズンの
公式戦出場資格を停止されていましたが、
先日その停止から復帰。
表舞台に戻ってきました。
その復帰までの密着取材を
NHKがドキュメントにして
昨日放送されていました。
私は最後の最後、少しだけしか
見ることが出来ませんでしたが
まさにチームを一から作っている
という感じを受けました。
選手の口から『変わらなければ』
という言葉が何度も出ていたのが
印象的でした。
以前まではおそらく絶対君主の
完全トップダウンだったと思います。
監督の言葉が絶対で、
それに従わない、ニュアンスをくみ取らない
そんな選手は試合に使われない。
そこには選手が自ら考える
という環境はなかったはずです。
しかし、現在は違います。
選手自ら練習内容を考えたり、
何が正しい事なのか、
何をする必要があるのかを
考えるようになったと言います。
チームビルディングが
進行していくとこんな感じになります。
トップがいたりリーダーがいたり
この構図は変わらないかもしれない。
それでも今まで完全に受け身だった
一人一人のメンバーが自ら動き出す。
そこには今までの恐怖政治とは
まったく違う感覚がうまれます。
もちろん思い描くビジョンを目指して
楽しい事だけやっているのは
理想的な状態です。
ただ現実はそうではありません。
『恐れ』みたいなものは
どこまで行ってもついてまわります。
ただ今までの『恐れ』とは
全く違った『恐れ』ではないでしょうか。
今までの『恐れ』は決められたことを
決められたとおりにできなかった時に
罰を与えられる『恐れ』
ただチームビルディングが
進んでいく場合の『恐れ』は
この先に進んで行ってもいいのか?
自分たちには本当にここに
突き進んでいっていいのか?
という『不安』に対する『恐れ』
を感じることになります。
ただこれは自分たちが考えて
行動するから感じる感覚です。
レールが敷かれいたら
そんな不安はありません。
自分たちで決めるということは
それぐらい大変なことなのです。
生半可な気持ちなら
チームビルディングなんて
やらないほうがいいと思います。
日大アメフト部だって
何も無理していばらの道を
選ばなくたってよかったはずです。
でも彼らはそうしなかった。
今は何が正しいかは分からない。
とチームの主将も言っていました。
でもこの道を選んだ。
チームメンバー全体で。
やめたければやめればいい。
今までのレールが敷かれた環境を
求める人は立ち去ればいい。
チームビルディングは
そんなハッピーな事ばかりではありません。
覚悟の上で導入しないと
何も変わりませんからね。
本日はここまで。
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お忙しいところ
最後まで読んでいただきまして
ありがとうございました。
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